-lavaの研究所- "Lava"ratory

自作ストーリーの情報庫且つ稀にlavaの日常晒し

バトルロワイヤル弍 15話

一方、Fe公園…
「…プラント…ですか…」
「助かったぜ、プラント…」
「…あぁ…だが油断するなよ…」
「…あぁ…」
「しかし今のは賞賛しますよ、私のメカを一体、一撃で倒したとは…」
「俺の覚醒能力だ…」
「…なんでしょう…」
「俺のこの左眼、な…透視能力と亡霊を操る能力があるが…その内の前者、透視能力には相手の情報を瞬時に見透かすだけではなく、戦闘相手の弱点部分、所謂身体の歪み、だな…それをも見抜く事が出来る。そしてその歪みに向けて攻撃すれば…簡単に強い衝撃を与えられる…まぁ覚醒前でも使える能力だが、覚醒をすればその見透かす範囲は格段に拡張される…」
「…なるほど…貴方の能力にはまだとても深い謎があったのですね…」
「さぁ…俺等2人に対して少人数では歯が立たないぞ…どうする?」
「確かに…身体の歪みを見透かし相手より容易に優位に立てるクレアーヴォイエントと未だΛ覚醒が残されているプラントが相手では…とても厳しい…」
「フッ…」
プラントが微笑む。
「…だからこそ、私はメカを作り続けるのです…さぁ、続いてのメカ達、行きますよ!w」
「なっ…!?まだいたのか…!?」
「CMMF-W04,同じくW20,B20…パスワード******,******,******…始動!」
瞬間、クレアー、プラント2人の背後からメカ3体が飛び出す…
「なっ…」
「こ、これは…!」
「Clone Mechanism Made by Fact…まぁまだ彼等はクローンには程遠いですが…飽くまで機械、です、彼等は実物を模したロボットだと考えて頂いて構わない…そして命令は全て私の方からですよ…w」
片手に短剣を5本持つメカ、右眼に眼帯をし、長い棒を持つメカ、赤眼をし、両手に四次元フレームを持つメカ…
その3体がクレアー、プラントの2人の方を向く…
「…なるほど…テン、ザイディン、エグゾンの機械的クローン、か…」
「一体メカを何体…」
「さぁ、これでどうでしょう?私を含め、メカ達は全部で6体です…勝てますか?」
ファクトが嗤う。
「…それほど多くのメカを作り上げるなんて…お前…すげぇ…金欠だろ」
突然のプラントの一言がファクトに突き刺さる。
「…え、えぇ…相当な金銭や時間が必要ですからね…w」
ファクトの涙腺が緩む。
「…それはさておき、行きますよ…!」
5本の短剣が投げられる。
「テンの五連投剣だ…!」
「狼狽えるな、クレアー…この短剣の軌道を見る限り、恐らく…」
プラントが短剣を回避する。
そして横から長い剣で短剣全てを遮る…
5本の短剣が力なく落ちる。
「…なるほど…コントロール能力は、ない、か…」
「…恐らく、ファクト本人からの通信機能を搭載するために本物の機能の幾つかを減らしたのだろう…そして彼等は機械…人造人間と言えど生物の部類に入るテン本人とは違い、短剣を新たには生み出せない。一般の人間は指の間の細胞はアポトーシスで出生前にプログラム細胞死を起こし、指という形態が出来るが、テンのプログラム細胞死は完全には行われず、指の間に未分化の細胞塊が存在し、彼の属性である、草原によって途轍もないスピードで未分化の細胞塊から分裂した細胞が分化、肥厚することで短剣を次々に生み出す事が可能だ…だが彼等は機械だから、そのような生物的な機能は備えていないはず…」
「あの…これさ、作者lavaは理系で高校のカリキュラムを終えているが読者の中には分からない人もいるんじゃねぇのか…?;」
うん、気にしない。
「…まぁいい…クレアー、いくぞ!」

続く。

A…テン、エイト、ズィーベン、ナイン、ワン
B…lava、アクト、ザイディン、エグゾン、クレアーヴォイエント、ウィック、プラント、ディルファーツ
C…(ディヴィラル)、(レイ)、イクスサンダー、フェイン、スペイス
E…ファクト
F…(ファルギア)、(ガーヴェリア)、リドル、アルビノ、ライアート
G…ゼンディックス、ベット