-lavaの研究所- "Lava"ratory

自作ストーリーの情報庫且つ稀にlavaの日常晒し

バトルロワイヤル弐 27話

「セヴンにワン、いてくれて助かったぜ…w」
「ふっ…」
「ツェーン、身体は大丈夫か、ぜ?w」
「問題ねぇよ…w」
3人が背中合わせで集まる。
「…ふんっ…そうきたか…w」
「まさかその声、ディザスター…!」
「さっきの攻撃が効いていなかったのか…?」
「いや…w」
ディザスターから紅の闘気が放出される。
「ら、Λ覚醒…!」
「俺だけじゃない…w」
「ふ、侮るな…」
アクトも釣られてゆっくり起き上がる。
「アクトもΛ覚醒だと!?」
そこで、ヴィオルが気付く。
「いや、違う…」
「へ…?」
「よく見ろ…姿だけじゃない、武器までもが強化されている…!」
「なっ…!?」
「つまり、彼の場合…Λ覚醒の中でもごく少ない…特殊Λ覚醒…!」
「侮ったな…w」
「…してlavaは…」
「いるぜ。」
lavaの眼が紅く光る。
「その姿…スペイスのΛ覚醒だな…!」
「御名答、ここらで本領発揮…かな?w」
「ただでさえハチャメチャな強さのあの3人が…同時にΛ覚醒だと…これはまずい…ぜ…」
狼狽える。
「おいディザスター、どうする。ここでも合同でいくか?」
「当たり前だ…w」
アクトが僅かに微笑む。
「3vs3vs3だな…」
「ふっw」
「俺からいくぜ。」
アクトが一歩出る。
「あぁ、頼んだ。」
皆が一斉に構える。
「スカーレットインターミッテントヴァルガハンド!」
彼方此方に闇の空間が現れる。
直後、全ての空間から紅い手が次々に飛び出す。
その手は空間から出ては空間へ入り、また空間から出…超高速で皆の視界を遮ってゆく。
「放射爆剣!」
「嘴の噴水!」
「眩耀乱舞!」
皆…それぞれ手へとダメージを加えてゆくが…一向に手は動きを劣らせない。
そして時間が経つごとに…移動可能圏が少なくなり…
「CRASH!」
アクトが指を弾きながら大きく声を出す。
それと同時に手が動きを変える…!
皆をただ纏っていた手だったが…アクトの合図で一斉に…テンを、アクアを、ズィーベンを、ワンを、シェルリアを、ヴィオルを…突き刺してゆく…!
そこには…夥しい鮮血が、ただただ飛び散るのみ…
そして役目を終えた手は、そのまま液状化し、落ちる。
それが更にこの凄惨な現状を際立てた。
6人の戦士は呻き、蹲る…
「…俺等が出るまでもなかったか…」
ディザスターが呟く。
「ふっ…止めだ。」
アクトが武器を構える。
と…そこに甲高い、笛のような音が鳴り響く。
「…何だ…?」
アクトが一度、動きを止める。
そしてその音は段々に数を増してゆく…
「…はっ、上か!」
アクトが上を見上げた瞬間には、もう遅かった。
アクトの目の前で、次々に大爆発が起こる。
「くっ…ぐぁぁっ…!」
「…!?この攻撃…誰だ!?」
「闇のエースにはこの攻撃…ちと荷が重すぎたかな?w」
廃れた工場の屋根の上から、低い声が響く。
そこには頭にゴーグルを装着し、下を見下ろす紅い姿があった。
「なっ…奴は…誰だ…!?」
ディザスターが叫ぶ。
その紅い姿は、片手をポケットへつっこみ、もう片手の親指で自分を指して言った。
「…俺の名は、ザギドだ。よろしくな…!w」
ザギド。Gチーム。
そのザギドの足元には、棒状のものや筒状のもの、球状のものがゴロゴロ転がっていた。
「ザギド…だと…!?…くっ…侮った…!」
アクトが掠れた声で叫んだ。

続く。

A…テン、(エイト)、ズィーベン、(ナイン)、ワン
B…lava、アクト、ザイディン、エグゾン、クレアーヴォイエント、ウィック、プラント、(ディルファーツ)
C…(ディヴィラル)、(レイ)、イクスサンダー、(フェイン)、スペイス、A-バレン、ストラフリード
D…ヴィーツァのみ
E…ファクト、ディザスター、(ザン)、ギルト、(オースィー)
F…(ファルギア)、(ガーヴェリア)、リドル、アルビノ、ライアート、ヴィオル、シェルリア、アクア
G…(ゼンディックス)、(ベット)、フィアース、ザギド