-lavaの研究所- "Lava"ratory

自作ストーリーの情報庫且つ稀にlavaの日常晒し

バトルロワイヤル弍 23話

「…ふっw」
「…そう、その奴隷施設に、だ…俺やエイクが脱出した後、奴隷施設をぶっ壊した奴がいた。それにより、奴隷施設はなくなり、クロスジーンの差別も遅れながらも徐々に消えて行った…」
「お、よく知ってるな…w」
「…そしてその奴隷施設でクロスジーンを働かせていた奴等の一人が、お前…ヴィーツァ…そして旧白軍の裏切り者であるヴァルヴァートも重要人物…」
「…あぁ…wあの時、俺はあの施設のボスに必要とされていたのさ、そして時間移動で通っていたのさ…俺等にはクロスジーンを働かせる必要があってな…w」
「…」
「ふっ…これからの俺達の計画の準備に、沢山の労働力が必要だった…」
「…それが、未来の独裁計画か…」
「あぁ…w」
「…ヴァルヴァート…アイツは今どこにいる?」
「お前等の知らない所だ、計画までお前等に見つかる訳にはいかねぇしな…w」
「何だと…」
ギルトとヴィーツァが話を続ける。
「…わざわざ俺の前に出てきたっつー事は、だ…仇取りって訳か?w」
「…答える必要はない…俺はザンを守っただけだ…」
「ふんっ…w」
「…奴隷施設をぶっ壊した奴…それがまさにこのクロスジーン、ザンだ…此奴はたった一人であの頑固な奴隷施設を、あの現状をぶっ壊したのさ…そんな英雄を、俺は守るだけだ…」
「…俺の目の前に出てきたのなら、簡単には帰らせねぇぜ?w」
「…心配は要らねぇ…俺がお前を帰してやらねぇよ…floccinaucinihilipilification!」
ギルトから放射状に乾いた風が吹く。
「…?」
「floccinaucinihilipilification…訳を、無価値と見做す事…この風によって、俺の周囲の人物に、属性の使用を禁じる技だ…」
「……」
「…お前は無価値、だ…属性による技の禁止によって、大部分の技は不可能だろう…つまり、属性なしの攻撃だけでは…お前の存在価値など無益…」
ギルトが前に出る。
「…どうだ?これでもまだ俺と張り合えると言うのか?」
「…ふんっ…こんなんじゃお前となんか張り合えねぇよ…属性を封じた所で何だ、俺には無数の手札が存在する、お前の負けだw」
「…やってみろ…」
ヴィーツァが瞬間移動でギルトの前へ移動する。
ギルトは瞬間的に回避、ヴィーツァの攻撃を交わす。
「オースィー!Feボールだ!」
「了解!」
オースィー。Eチーム。
植え込みの陰から鉄製のサッカーボールが飛び出す。
そのボールは吸い込まれるようにギルトの方へと飛び…
その軌道に合わせ、ギルトが足を添える…!
「いってくれ…Feボール!!!」
鉄製のボールが勢いよく軌道を変える。
その軌道の先には、ヴィーツァがいた。
「ガイアトルネイド!」
ヴィーツァにより、凄まじい疾風が吹く。
ボールは更に軌道を変え、宙を舞う。
「俺をなめんな…」
ギルトが跳び、半回転して再びボールに足を合わせる。
「オーバー…ヘッド!」
ギルトにより、またしてもボールが軌道を変える。
そしてヴィーツァに向かい…
「ふっ…ノンタイムバースト…からのプラチナロケット!」
近づくボールを無数の斬撃で斬り、Ptソードを飛ばして止めを刺す。
更に瞬間移動で飛ばしたPtソードを手の内に戻した。
そしてそのPtソードを地面に刺し…
「久しぶりだな…2連覚醒!」
ヴィーツァの姿が変わる。
白い仮面をした姿…2段覚醒のヴィーツァフェルディDだ。
「さらばだ」
ギルトが新しいボールを数個地面に置いたまま、ヴィーツァを睨む。
そしてヴィーツァが手を伸ばし…
乾いた音が響く。
「…!!?」
ギルトが背後を振り向く。
「オースィー!!!」
「奴は消えた。もう助けはないぜ…」
オースィーの姿が砂と化す。
完全にサシの状態へと追い込まれる。
「…ちっ…」
「どうした、ネタ切れか?」
あぁ…ネタ切れ…lavaがな。
「くそっ…Feボール!」
ギルトがボールを数個、連続して蹴る。
その先のヴィーツァは…静かに口元を緩ます。

続く。

A…テン、エイト、ズィーベン、(ナイン)、ワン
B…lava、アクト、ザイディン、エグゾン、クレアーヴォイエント、ウィック、プラント、(ディルファーツ)
C…(ディヴィラル)、(レイ)、イクスサンダー、(フェイン)、スペイス、A-バレン、ストラフリード
D…ヴィーツァのみ
E…ファクト、ディザスター、(ザン)、ギルト、(オースィー)
F…(ファルギア)、(ガーヴェリア)、リドル、アルビノ、ライアート、ヴィオル、シェルリア、アクア
G…(ゼンディックス)、(ベット)、フィアース