-lavaの研究所- "Lava"ratory

自作ストーリーの情報庫且つ稀にlavaの日常晒し

バトルロワイヤル弍 13話

一方、苦境の丘…
「…貴方達の戦いを見ると、このマントを着けた鎌使いの方はそう簡単に勝てる程の相手ではありません…油断してはいけません…」
「…あぁ、わかってる…」
ベットとゼンディックスがレイの方を向き直る。
「…まだ諦めないか、しぶといな…」
レイも下がらず言う。
「本気でいきます…」
…と言うとベットが走り出す。
そしてゼンディックスが発砲…
「変則ポイズン170ミリ弾!」
ゼンディックスが撃った2つの弾は…不規則な速度で不規則な軌道を描く。
そして毒をも纏っているようだ。
レイはその弾をよく見極める。
その間…レイの背後からベットが…!
「…いきます、手波動!」
ベットの片手から波動がレイに向かう。
「…チッ…!」
レイの周囲から激しく爆発音が鳴る。
レイの周囲が見えない。
さらにベットは両手をレイに向け、再び波動を撃つ。
片手より強力化している。
…レイの周りの煙が晴れていく…
「…どうだ…?」
「……」
ゼンディックスとベットはそれに注目する…
「…危なかった…」
「!!」
レイはボロボロになった身体で膝をついていた。
「…旧白軍となると流石に強い、な…俺の負けだ。くっ…」
「…ふぅ…」
「勝負はついたか?w」
「!!?」
突然何者かの声が響く。
「最後に勝つのは、俺だぜ…w」

一方、トーソービル8階逃走エリア…
「…来たなw」
待ち構え、呟いたのは…
ライアート。Fチーム。
そしてそこにやってきたのは…
「…フンッ…こんなザコっぽい奴に2人でかかって来ちまったが…」
「まぁ、いいだろうw」
イクスサンダー。Cチーム。
フェイン。Cチーム。
「残念ながら、俺をザコだと思ってるなど…とんでもないお門違いだぜwお二人さん…wそれに、俺は1人じゃないw」
「何っ!?」
ライアートの隣に突如現れる…
「奴は…リドル!」
「……」
「だが今はリドルは要らない。俺1人でお前らを倒してみせる…w」
「あぁ…やってみろ…w」
「…リドル、下がれw」
「……あぁ」
「いくぜ…火炎弾!」
フェインが手に炎を灯し、その手を大きく回して両手を合わせ…火炎の弾を発射する。
「ふっ…双波斬!」
ライアートが二つの武器を大きく振る。
そしてその波斬だけで火炎弾を全て相殺…
「!!?」
「いくぜ」
「なっ!!?」
フェインとイクスサンダーの間にライアートが移る。
「ワイドサークルカット!」
ライアートが武器を持ち、回転する。
波斬が放射状に広がる…
その波斬にフェインはやられ、腹部重傷、抉られ血を流す。
イクスサンダーはかがみ、電磁バリアと日本刀で防ぐ。
だが僅かに彼も頬を掠める。
「…ぐあぁぁっ…!!」
「フェインっ…!」
「これでわかったか、俺とお前らでは、力の差がありすぎる。」
フェインは蹲り、イクスサンダーは額に汗を流す…

続く。

A…テン、エイト、ズィーベン、ナイン、ワン
B…lava、アクト、ザイディン、エグゾン、クレアーヴォイエント、ウィック、プラント、ディルファーツ
C…ディヴィラル、(レイ)、イクスサンダー、フェイン
E…ファクト
F…(ファルギア)、(ガーヴェリア)、リドル、アルビノ、ライアート
G…ゼンディックス、ベット