-lavaの研究所- "Lava"ratory

自作ストーリーの情報庫且つ稀にlavaの日常晒し

SPIDER STORYⅡ

…あれから何年経っただろうか…
裏切りを倒せずのまま…年月が経った…
この世界も発展が進み…未来化している…
…そんな中、裏切りの張本人、ヴィーツァを倒す軍の1人に、
俺、ツェーンはエントリーされていた…
…いや…
ツェーンというのは…偽りの名でしかない…
ツェーンは元々、ドイツ語で…俺の本当の名は…
テン・ステルス。



…今日は、予告していたように、奴等、裏切りへの制裁の時だ。
充分、心してかかるように!
…何が予告していたように、だ。
寧ろ今まで何年も戦力拡大のために訓練してきたというのに、
向こうから全然攻撃がないのは変だと思わないのか?
…向こうにも何か考えがあるとしか思えないんだが。
「よっ!ツェーン!」
「…お…おぉ…気合い入ってんな…」
…此奴は数年前に知り合った仲間、アハトだ。
…まぁ…そのアハトって名も偽名なんだがな…
「…そーいや、お前の師はまだ来てねぇのか…?」
「…あ?『お前の死』…?まだ俺は死なねぇよ…」
「ちげぇよ、師って…師匠の事だよ…」
「あ、あぁ…もうそろそろ来る筈だが…」
…弟子待たせといて何が師匠だよ…全く…
「…久しいな…テン…」
「おぉ!ザイディン!…また深刻そうな顔してんなー…」
…彼は高校からの知り合いだ。
いつも兄貴を目標にしてる、…まぁ…努力家…だな。
「…今日は奴をぶっ倒す日だ。集中すべきだろ…」
「あ…あぁ…」
「わ…わりぃ!…家出る間際になって無線、どっかに紛失しちまって…」
「…遅っ…」
…彼がアハトの師、フェインだ。
…重要な所でどっか抜けてるんだから全く…
…かといって、更に遅れてる奴が1人…
「どぅゎあっはぁっはぁぁ!ひぃぃ…ふ…ふぅ…あははっは!」
…来た。
「…おい。」
「え…えっへぇ?…ぁ…」
「…来んの遅れて何やってんだよ。」
「…ぃ…いやぁ…ぇ…えっと…さ…最近さぁ、超小型で高画質、さらには通信速度が神ってる最っ高の動画が映るスマホ買ってさ、さっきニコ動で新着のゲーム実況動画見てたらこれがまたいやはいすみません反省してますはい遅れてすみません土下座5000回くらいするから…え、いい?じゃぁ240円あげるから許し…ぎゃぁぁぁ!す…すみません!!!」
…幼馴染みのエレクだ。
…昔から生粋のニコ厨だ…
…口で言っても無駄だから、俺の五連投剣とザイディンのサークルサイズショットをお見舞いしてやった。
…昔から俺は短剣使いの戦い方をしている。
元々俺は、手から短剣を生やして投げるっていう能力で、初めは両手合わせて6本までの短剣を持てたが、後々、訓練で10本まで持てるようになり、更に短剣コントロール能力まで身につけて、今では無数の短剣を持ち、無数の短剣をコントロールできるまでになった。
それを駆使し、様々な技を繰り出して戦っている。
…今回は、数年前に俺達を裏切った、ヴィーツァとその仲間達を潰しに向かう。
…前は一緒に戦った仲間でもあったのに…何故…
…まぁいい…
こうして…年月の経った今、裏切りヴィーツァとの再戦が幕を開ける…