-lavaの研究所- "Lava"ratory

自作ストーリーの情報庫且つ稀にlavaの日常晒し

「裏ノ惨劇まとめ」の続き

エイト「ズィーベン…お前だ…!」

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アラウド「…!?」

ズィーベン「ちょっと待て、ぜ。その辺の大学生に犯人にされちゃ困る、ぜwちゃんと筋書き立てて説明してくれねーとな、ぜw」

エイト「まぁまず侵入方法だが、予め夕食時に鍵を開けておいたんだろう。それも恐らく、リビングの出窓の鍵だ。んで、エクトリアに何か適当に家に侵入する口実つけて一緒に入った所を刺殺…ってとこかな。まぁ多分、ツェーンがいないうちに彼の日本刀盗ろうぜみたいな事でも言ったんだろう…」

アラウド「だがエイト…密室はどうしたんだ…?」

エイト「え…?『必殺、波動師団だ』…?」

アラウド「密室だ密室!どうしたらそう聞こえる!?しかも意味不明だし!」

エイト「あ…悪りぃ悪りぃ、密室な。鍵の上に穴があっただろ…?んで、更によく見たら鍵にあった血痕が途切れていたんだ。恐らく、細い糸か何かを用いて、鍵にセロハンテープで接着し、糸を穴に通して外側から引っ張ったんだろう。更に引っ張れば糸もとれて回収できる。」

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スィオリ「…なるほど…」

ズィーベン「だがよ、よく思い出せ、ぜ。俺にはちゃんとアリバイがあるんだ、ぜ。防犯カメラにエクトリアが映っていて、その5分後には俺のバイト先にいるんだ、ぜ?エクトリアを呼んで殺害したにしても、その後にバイト先に行くには5分程かかる、ぜ。どうやったっていうんだ、ぜw」

エイト「それはラギンが言ってた、ズィーベンの特技だ。」

アラウド「まさかそれって…」

エイト「そう、変装だ。殺害後にエクトリアに変装して、わざと防犯カメラに映り、すぐバイト先に向かえば充分時間は足りる。」

ツェーン「そ…そういう事か…」

エイト「つまり、ズィーベンのとった行動はこうだ。まず夕食時に鍵をこっそり開けておく。次に10時にバイトに行く前、エクトリアを連れ、家に侵入し、殺害。例の方法で密室を完成させ、エクトリアに変装し、9:55、防犯カメラにわざと映る。そしてバイト先に向かったって訳だ。」

アラウド「か…完璧だ…」

ズィーベン「ふん、今のはお前の推理にすぎない、ぜ。証拠はあるのか、ぜ?w」

エイト「証拠ならあるだろ?あんたのポケットの中に。」

ズィーベン「…!?」

エイト「あの密室を完成させた後、外部からセロハンテープを回収するのは不可能。となると、遺体発見時に密かに回収するしかない。凶器や返り血を防ぐ服はもう何処かに処分しちまってるだろうが、セロハンテープは処分するのは無理だろう。すると、まだ犯人が所持してるとしか考えられない。それもエクトリアの血痕がついたセロハンテープがな。」

スィオリ「見せて頂きますよ…」

ズィーベン「ふっ…バレちまったか…ぜw」

アラウド「やはりズィーベンが…!」

ズィーベン「あぁ、俺だ、ぜw」

エイト「動機は…何だ…」

スィオリ「すみません、続きは署の方で…事情聴取はエイトとアラウドは無関係なので他の方はそこにいるスノーって刑事に…」

スノー「来たファイナルラップ!」

ゴッ!(スィオリがスノーを殴る)

スノー「…はい…」

エイト「…ふぅ…何とか解決したな…」

アラウド「あ…あぁ…すげぇなお前…」

ツェーン「で?エイト、何で家に来たんだ?」

エイト「…あぁそうだった、実はな、コイツに武器がほしいんだが、何か貰えねぇか?w」

ツェーン「あぁそういう事なら…この強度抜群のやつやるよ。」

アラウド「え、いいのか…!?」

ツェーン「あぁ、俺、殆ど短剣しか使わねぇし…w」

エイト「はんぺん…?」

ツェーン「…;」

スノー「じゃぁ事情聴取しま…あぁっレインボーロード落ちた!!!」

アラウド「…エイト、行くぞ。」

エイト「あぁ…」